笠松けいばは11日、一連の不適切事案を受け、笠松競馬所属の調教師及び騎手で組織する岐阜県調騎会の
加藤幸保会長から競馬ファンへの謝罪メッセージを、ホームページに掲載した。
掲載されたメッセージは下記のとおり。
「このたびの笠松競馬所属の調教師や騎手による馬券購入等事案に関しましては、競馬ファンの皆様のご期待を裏切ることとなり、誠に申し訳ございません。競馬に対する社会の信頼までも大きく傷つけてしまう事態を引き起こし、全国の競馬を仕事としている仲間達に対しても、
笠松競馬場で働くわれわれ調教師、騎手、厩務員等、厩舎関係者一同、大変申し訳なく思っております。
今回、第三者委員会の報告を受けて主催者である岐阜県
地方競馬組合から競馬関与禁止4名、停止8名の他、当会に所属していた調教師、騎手に対する行政処分が下されたことは、われわれ厩舎関係者一同、深刻に受け止め、事態の重大さを改めて自分たち全体に関わることとして反省しております。
今回の処分を受けて
笠松競馬場の騎手は10名にまで減ってしまい、毎日の調教にも苦労する有様です。1月からの開催自粛を受けてから4ヶ月の間、いつ再開できるのか、関係者一同不安な毎日を送っています。
私達調騎会の会員一同は、厩務員やその家族を含めて厩舎関係者が一丸となって再発防止に真摯に取り組む決意をし、厩舎関係者の総意により公正確保のための倫理憲章を制定するとともに、不正を二度と繰り返さない固い意志を確かめたところです。また、地域の奉仕活動などにも積極的に取り組んでまいります。さらに、公正な競馬を担う者としての責任を明確にするため組織の会則を見直し、専門家の助言をいただきながら、コンプ
ライアンスと
ガバナンスを強化した体制で取り組んでまいります。
競馬ファンの皆様や関係者の皆様、社会からの信頼回復に向けて岐阜県調騎会並びに厩舎関係者一同、最大限努力していくことを決意しております。
今後はより良いレースを提供できるよう一層公正確保に努め、良い馬を育ててまいりますので、何卒ご支援を賜りますようお願い申し上げます」
(笠松けいばのホームページより)