現地時間12日、イギリスのヨーク競馬場でG3・
ミュージドラS(3歳牝・芝2051m・7頭立て)が行われた。
逃げた4番人気スノーフォール(
Snowfall、牝3、R.ムーア騎手)のスピードが最後まで衰えず、直線ではさらに後続を突き放し、中団のインから前を追った1番人気ヌーンスター(牝3、R.
キングスコート騎手)に3.3/4馬身差をつける快勝を収めた。勝ちタイムは2分15秒18(稍重)。
スノーフォールは
父ディープインパクト、
母ベストインザワールド、母の
父Galileo。伯母に2016年の
凱旋門賞馬
ファウンドがいる血統。生産は日本のノーザン
ファーム。管理するのはアイルランドのA.オブライエン調教師。
同馬は昨年のフィリーズマイル(英G1)で、僚馬の
マザーアースと取り違えられて出走。3位に入線したと思われたが騎手とゼッケンが入れ替わっており、実際の入線順どおりの8着となった。
その後、
マザーアースは今年の1000ギニー(英G1)を制覇。スノーフォールも今年の始動戦で重賞初制覇を収めた。通算成績は8戦2勝。
この勝利により欧州ブックメーカー各社は、
オークス(英G1)の前売りオッズでスノーフォールを、僚馬で1000ギニー4着の
サンタバーバラ(牝3)に次ぐ2番人気とした。