「
安田記念・G1」(6日、東京)
8番人気の
ダノンキングリーが悲願のG1初制覇を決めた。単勝1・5倍と圧倒的な1番人気の
グランアレグリアは頭差の2着。3着は4番人気の
シュネルマイスター、2番人気の
インディチャンプは4着だった。
連覇はならなかった。圧倒的な人気を集めた
グランアレグリアは、直線で馬群の中から懸命に末脚を伸ばしたものの頭差の2着に敗れた。
いつものレースぶりではなかった。道中でスムーズに加速できず、4角手前でも反応はひと息でルメールが必死に鼓舞するシーンも。最後は意地を見せ、メンバー最速の上がり3F32秒9を記録したが、勝利には手が届かなかった。ルメールは「手応えが前回と違った。スタートでいい位置が取れずに呼吸も苦しがっていた。普段より反応が遅かった」と肩を落とした。
デビュー以来初めての中2週のローテーションが影響したのか。予想もしなかった敗戦に藤沢和師は「位置取りが良くなかったし、いつもの切れ味もなかった。最後は頑張って来てくれたけど」と静かに語る。詰まった間隔でG1を連戦する難しさが出た結果となった。今後について同師は「また休んで調整します」と明言を避けたが、秋には強い
グランアレグリアが再び帰ってくるはずだ。
提供:デイリースポーツ