「
宝塚記念・G1」(27日、阪神)
JRAは10日、
宝塚記念ファン投票最終結果(有効投票総数160万5151票)を発表した。トップ票を集めたのは
クロノジェネシス。2位
コントレイルに2万票近い差をつけ、20年の
有馬記念に続き、1位の座を射止めた。
グラスワンダー以来の
グランプリ3連覇なるかに注目が集まる。
20年の
有馬記念に続く、ファン投票1位の支持を集めたG1・3勝馬
クロノジェネシス。獲得した13万7448票は、20年時の6万9182票の約2倍だ。20年は春秋
グランプリ制覇を飾り、
JRA賞特別賞も受賞。その活躍を評価されてのものだけに、斉藤崇師は「多くのファンの方々が投票してくださり光栄です。それに恥じない、いいレースをしたいです」と改めて気を引き締めた。
勝てば13&14年の
ゴールドシップに続くレース連覇。20年の
有馬記念を含む
グランプリ3連勝となれば、98&99年
有馬記念と99年
宝塚記念を制した
グラスワンダー以来で、21世紀初の快挙だ。「結果としてそうなればいいですが、意識するというより、いい状態でレースに出すというのが厩舎としての仕事。来週、再来週ときっちりやるだけです」。地に足をつけ、日々の調整に全力を傾けていく。
前走の
ドバイシーマクラシック2着で、初の海外遠征も経験。指揮官は「今は落ち着きが出て、ドシッとして動じない強さがある。海外に行ったのがいい方に出ていますね」と精神面の成長を実感する。今回は主戦の北村友が負傷離脱中のため、ルメールとの新コンビで臨む。「来週、再来週と追い切りに乗ってもらおうと思います」。人気と実力を兼ね備えた芦毛の女王が、ファンの後押しも力に変え、G1・4勝目をつかみとる。
提供:デイリースポーツ