過去10年の平均馬連配当は8576円で、平均3連単配当は18万8559円。上がり馬や格上挑戦の馬にも好走のチャンスは十分にあり、波乱が珍しくない牝馬のハンデ重賞だ。
1.実績や格は関係ない
過去10年の勝ち馬10頭中、7頭はこのレースが重賞初勝利だった。また、ここ3年連続で前走3勝クラス(1600万下)で3着の格上挑戦馬が制しており、それまでの実績や格はあまり関係がない。
2.差しが届く
過去10年で3着以内となった30頭中、4角3番手以内だった馬は5頭なのに対し、4角10番手以下だった馬は9頭いる。直線が比較的短い阪神内回りで行われるが、先行した馬で上位が占められるのはまれで、差し馬が台頭してくることも多い。
3.前走上がりに注目
過去10年で連対した20頭中、13頭は前走で上がり3ハロン3位以内の末脚を使っていた。前走上がり1位に絞ると[2-5-2-12]で、複勝率42.9%、複勝回収率は152%に上る。差しが決まるレースなだけあって、前走で上位の末脚を使っていたかという点は注目したい。
1週前時点で抽選対象だが、
イズジョーノキセキに注目したい。阪神では毎度しっかりした末脚で追い込んできており、前走阪神芝2000mの京橋S(3勝クラス)では最速の上がりを使い、今回人気が予想される
ソフトフルートに先着して2着。ここでも見劣りしない実力の持ち主で、条件も合っている。勝ち負けのチャンスは十分にあるだろう。