「
マーメイドS・G3」(20日、阪神)
素質馬に良化の兆しが見えている。
ディープインパクト産駒の
サンクテュエールは、デビュー3戦目で牡馬を相手に
シンザン記念で重賞初制覇を達成したものの、
桜花賞6着、
オークス13着、
秋華賞16着と牝馬3冠戦ではひと息の成績に終わった。
しかし、2021年初戦だった前走の福島牝馬Sは、直線で先頭に並び掛けるなど見せ場十分の3着。「前走はいい位置で競馬ができたのが良かったです」と津曲助手は振り返る。以前は位置取りが悪く、自分の競馬ができなかっただけに、「復調を感じるレースでしたね」と手応えをつかんでいる。
今回の舞台は阪神芝2000メートル。「内回りコースが鍵となりますね」と同助手はタイトなコース形態を気にしつつも、「1F距離が延びるのはいいと思います。その分、追走が楽になりますから」と距離延長を歓迎する
今回のメンバー中、重賞馬が4頭のみで、実績、能力ともに一枚上の存在だ。前走できっかけをつかんだ実力馬が、地力の高さを見せつける。
提供:デイリースポーツ