現3歳世代の馬たちにとってはじめての
JRAダート重賞。すでにオープン特別や地方の重賞で健闘してきた馬はもちろん、1勝クラスを勝ち上がったばかりの新興勢力も見逃せません。現役調教師の通算成績を見ると、
堀宣行調教師が2勝をマークしています。
今年は、今年度
JRAリーディング18位(着度数順、6月13日終了時点。以下同)、昨年度
JRAリーディング38位の
松永幹夫厩舎から
ヴィゴーレが、今年度27位、昨年度5位の
藤沢和雄厩舎から
ラペルーズが、今年度30位、昨年度15位の
斉藤崇史厩舎から
ローウェルがエントリーしてきました。
厩舎必勝パターンの予想バイブルは、過去3年の厩舎データをもとに「場所(競馬場)」「条件(クラス)」「ローテーション」「騎乗予定騎手」を踏まえた総合的な観点から全登録馬を評価し、その中からとくに注目すべき馬を抽出。馬券検討を強力にサポートする画期的な予想ツールです。
今回は、青竜Sを制した
ゲンパチフォルツァ、
ヒヤシンスSを勝っている
ラペルーズ、
端午Sを完勝した
ルーチェドーロなどに人気が集まりそう。その中から本稿では、
ゲンパチフォルツァの評価および解説を公開します。
【注目馬評価】
■馬名:
ゲンパチフォルツァ■調教師:
堀井雅広■騎手:木幡巧
■間隔:5週(中4週)
■場所:▲
■条件:×
■ローテ:×
■騎手:▲
【注目馬解説】
堀井雅広調教師は5~8週(中4~7週)のレースで複勝率12.9%・複勝回収値105円。穴をあけた例もあるが、もう少し間隔を詰めて使ってきたレースの方が堅実だ。
ゲンパチフォルツァ自身も、前走から8週(中7週)で臨んだ2走前の
端午Sは4着どまり。来年2月が定年となる堀井師にとっては4年ぶりとなるタイトルを狙いたいところだが、人気の中心となってしまいそうな今回は扱いに注意したい。
※評価基準
【◎】複勝率が一定の水準(33.3%)以上である。高く評価していい。
【▲】複勝率は一定の水準(33.3%)未満にとどまっているが、集計対象レース全体における当該調教師の複勝率は上回っている。人気薄の馬に限り、強調材料と見ていい。
【×】複勝率が一定の水準(33.3%)未満であり、なおかつ集計対象レース全体における当該調教師の複勝率も下回っている。評価を下げたい。
記事本文では「厩舎パターン式出馬表」として全登録馬の評価を公開。過信禁物の『扱い注意馬』に、マークが薄い狙い目の『大穴』など4頭の情報も公開中です。6月20日分の“今すぐ読む”ボタンからチェック!