カフェファラオに、
ルヴァンスレーヴ、
ゴールドドリームなど、6年連続で勝ち馬が後にダートGI馬となっている出世レース。
JRAの3歳限定ダート重賞は
ユニコーンSと
レパードSの2つのみだけに、過去10年でも、1〜3人気馬が毎年2、3頭馬券内を確保している、超堅め決着の傾向となっています。
とはいえ、今年の上位人気馬には軒並み不安要素があり、圧倒的実力馬も見当たらず、例年の傾向とは違う決着になりそうな気配も十分。今後のダート戦線を占うにも重要で注目するべきレースなのは間違いありません。そんな
ユニコーンSのnetkeibaオリジナルの
ビッグデータを活用した
AI競馬予想が弾き出した、激走注目馬を紹介します。
レースのペースを予測し、各馬の脚質・各馬の最終走破タイムを算出。走破タイムの速い順に印を打つAIですが、学習し予想に使われるデータは、netkeibaが保有するこれまでのレース情報すべて。調教や枠順、馬場など週中の情報を追加した上で弾き出したのは、人気薄濃厚の
プロバーティオでした。
【netkeibaAIの注目馬】
馬名:
プロバーティオ鞍上:
M.デムーロ騎手
総合指数:63.01 (全16頭中1位)
ダート転向初戦の未勝利戦を、東京ダート1400mで逃げて好タイムを記録しながら、4馬身差の圧勝。ただ、昇級初戦のオキザリス賞は、3人気13着の大敗。未勝利時よりも速い流れとなって(未勝利の前半3Fは35.5、オキザリス賞は34.8)、内の
カレンロマチェンコと競ったこともあり、直線で脚が上がってしまいました。
その後は中山ダート1200mに出走して逃げ切った後、今回と同じ東京ダート1600mの
ヒヤシンスSに出走。ここも逃げて、勝ち馬
ラペルーズに交わされたものの直線はしっかりと粘りこみ2着。1200mからの400mの距離延長でも結果を残し、対応力も示しました。
そして前走の青竜Sでも逃げましたが、オキザリス賞同様前半34.9と緩みのないペースで最後は苦しくなり5着。馬券内確保とはなりませんでしたが、ペースを踏まえると5着に粘ったのは一定評価できます。
今回、AIの予測は平均ペース。34秒台で逃げると厳しいのはデムーロ騎手もわかっているはずで、他に競ってきそうな12
ローウェル、14
カレンロマチェンコは1400mの経験しかなく、1600mは初挑戦。AIの予測通り平均ペースならば、
プロバーティオの粘りこみに期待できます。
また鞍上は
ユニコーンSで3年連続連対中の
M.デムーロ騎手。デムーロ騎手がダートで逃げた場合、勝率37.1%、連対率54.7%、3着内率62.9%とかなりの好成績を残しています。単勝回収値も171円、複勝回収値127円と単複で買ってもプラスになる、まさに狙い目の騎手でもあります。
トランセンド産駒は、東京ダート1600mではこれまで1頭も勝ったことがない舞台[0-2-5-40]ではあるものの、複勝回収値は129円。血統的にも人気薄から好走の期待もできます。GI4勝の父譲りの強力な先行力とスピードを活かして、押し切っても不思議はありません。
新たなデータを取り込むたびに学習し、回収率が向上しているnetkeibaオリジナルAI。その他の馬を含めた全順位付け、解説は
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