現地時間18日、イギリスの
アスコット競馬場でG1・コロネーションステークス(3歳牝・芝1590m・11頭立て)が行われた。
道中は中団馬群の中でレースを進めた3番人気
アルコールフリー(
Alcohol Free、牝3、
O.マーフィー騎手)が、直線で外に持ち出されると鋭く脚を伸ばし、後方から馬群を割って追い込んだ7番人気タイの
スノーランタン(牝3、S.
レヴィー騎手)に1.1/2馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは1分43秒13(不良)。
スノーランタンからクビ差の3着には2番人気
マザーアース(牝3、R.ムーア騎手)が入った。1番人気
プリティゴージャス(牝3、L.デットーリ騎手)は5着だった。
アルコールフリーは父
No Nay Never(
その父Scat Daddy)、
母Plying、母の父ハードスパンという血統。イギリスのA.ボールディング厩舎の管理馬。
昨年のチェヴァリーパークS(英G1)覇者。今年は始動戦のドバイデューティーフリーS(英G3)を制し、前走1000ギニー(英G1)は
マザーアースの5着という成績だった。通算成績は6戦4勝。
鞍上の
O.マーフィー騎手は直前の
コモンウェルスC(英G1)で
ドラゴンシンボルに騎乗して1位入線を果たすも、進路妨害で2着に降着。
このレースの1位入線後は、幸い人馬とも無事であったものの落馬する場面があり、現地
メディアはこの日のマーフィー騎手を“roller coaster”(日本で言う
ジェットコースター)と伝えた。