ソフトフルートは昨年の
秋華賞で
デアリングタクトの3着にきた実力馬ですが、当時は松田国英厩舎の管理馬でしたね。その後、1月に1走のペースで2戦してから休養に入り、
斉藤崇史厩舎へ引き継がれています。
転厩後は前々走の京橋Sが初陣でしたが、このときはじっくりと休ませて態勢をしっかりと整えてからの出走でした。したがって、いかにも休み明けといった印象で良化途上という印象が否めませんでした。よくあることですが、賢い馬ならではというか。環境の変化に戸惑ったところもあったのかもしれませんね。
そして、ひと叩きされた前走の
シドニートロフィーではグッと心身ともに気配がよくなり、無事勝利をあげています。
「絶好調時に戻った、とは言えないまでも、ひと叩きされたことでいいレースができました」と斉藤師。
京橋Sのレース後のダメージもなく、無事
マーメイドSへ出走の運びとなりました。これは楽しみですね。昇級戦ですが、ここはかなり楽しめるのではないでしょうか。
「気性が素直で一生懸命走ってくれます。実戦を重ねるごとに体調が良くなっていますし、楽しみにしています」
(取材・文:花岡貴子)