「
CBC賞・G3」(4日、小倉)
元気いっぱいだ。
ヨカヨカが30日、栗東坂路で好時計をマーク。文句なしの動きを見せつけた。熊本産馬初、そして05年
アイビスSDの
テイエムチュラサン以来となる九州産馬による重賞Vへ、態勢は整った。
熊本産馬初のJRA重賞V、16年ぶりの九州産によるJRA平地重賞制覇へ向け、
ヨカヨカは栗東坂路を抑え切れない手応えで軽快に駆け上がる。馬なりで4F51秒4-37秒1-12秒8の好時計をマーク。元気な姿をアピールした。23日の同坂路での1週前追い切りでは、初コンビの和田竜を背に一杯に追われ、4F49秒6の自己ベストを更新。中4週でも抜群の状態をキープしている。
谷師は「先週しっかりやっているからね。予定よりも速くなったけど、追い切りでこたえるような馬じゃない。気持ち良く走っていたみたいだし、いいんじゃないかな」と状態面に不安はない。「体的には大きな変化はないけど、前走ぐらいから動きが極端に良くなっている。精神的にも成長しているね」と上昇カーブに目を細めた。
前走の葵Sでは馬群を割って追い込んだが、スタートの出遅れが響いて鼻差の2着。指揮官は「収穫のあるレースだった」と脚質に幅が出たことを前向きに捉えながらも、「今回は開幕週だし、ある程度前には行きたい」と中間はゲート練習も併用。初の古馬との対戦を前に、課題克服に務めている。
週末の雨予報にも、「古馬相手でもスピード負けするとは思っていない。でも、重馬場も苦にしないタイプ。多少馬場がしぶって、時計がかかってくれた方がいい」と歓迎ムードだった。小倉は過去2戦2勝。天の恵みと地の利を生かし、故郷に錦を飾ってみせる。
提供:デイリースポーツ