「
七夕賞・G3」(11日、福島)
復活の舞台としては申し分ない。
クレッシェンドラヴにとって福島芝は〈2300〉。2勝は19年
福島記念と20年の当レースだ。後方からまくり気味に進出してねじ伏せた20年について、今回も手綱を取る内田博は「福島の馬場は適性があるからね。いつもモタモタするけど、昨年はスッと動いてくれたのが良かった。もともと力もある馬だから」と振り返った。
その後1年、勝ち星はないが、復活を予感させる出来事があった。主戦自らがまたがった1週前追い切り(美浦W)だ。「1週前だから動きは少し重いと思っていたけどね。長いところから行って、ゴールを過ぎてから1コーナーまで行ったので、これでどれだけ変わるか」。下馬した時点では半信半疑だったようだが、5F64秒1-12秒7と知ると、「乗った感じより時計が速い。67秒を切ったぐらいと思っていたけど…。感覚よりも時計が速いというのは、動きがしっかりしていたということ」と納得の笑みを見せた。
ジャパンC13着、
有馬記念8着、
大阪杯11着と、近走はG1で大敗続きだが、「馬は頑張っていたと思う。以前と比べて大人になって口向きが良くなったし元気がいいのは何より」と不安視していない。今回は格も違えば舞台も違う。連覇を果たし、再び輝きを取り戻すシーンに期待だ。
◇ ◇
1週前追い切りでは、内田博を背に、美浦Wで5F64秒1-12秒7(強め)。テンから抜群のスピード感。直線の勢いも素晴らしく、一直線にはじけた。走る気にみなぎっており、心身ともうまくリフレッシュできた。
提供:デイリースポーツ