欧州の最強種牡馬
ガリレオ(
Galileo、牡23)が左前脚の怪我のため、安楽死となったことがわかった。所有する
クールモアのホームページで現地時間10日、発表された。
ガリレオは
父Sadler's Wells、母は1993年の
凱旋門賞馬
アーバンシー、母の
父Miswaki。半弟に欧州G1・6勝馬
Sea The Starsがいる血統。
現役時代はアイルランドのA.オブライエン厩舎に所属。主戦騎手はM.キネーン騎手。
デビューから無傷6連勝で2001年のダービー(英G1)、愛ダービー(愛G1)、
キングジョージ(英G1)を制覇。
愛チャンピオンS(愛G1)2着、
BCクラシック(米G1)6着を経てキャリア8戦で引退し、2002年から種牡馬入り。
Australia、Cape Blanco、
Found、
Frankel、
Gleneagles、Highland Reel、Love、
Magical、Minding、
Nathaniel、
New Approach、
Ruler of The World、
Teofilo、
Waldgeistなど、活躍種牡馬や現役馬を含む数多のスターホースを送り出した。
2008年から2020年にかけ、2009年を除く12年で英愛種牡馬リーディングを獲得。G1馬の輩出頭数は史上最多。日本時間11日早朝に行われたベルモントダービー(米G1)をA.オブライエン厩舎の
Bolshoi Balletが制し、92頭目のG1馬となった。