3日、福山競馬場で行われたアラブ・クイーンC(アラ系3歳牝、ダート1600m、1着賞金65万円)は、楢崎功祐騎手騎乗の圧倒的1番人気(単勝1.1倍)ミスジョージ(牝3、福山・戸川吉和厩舎)が、道中先頭から直線に向くと、追い上げた2番人気イケノスリリングを1.1/2馬身抑えて逃げ切った。勝ちタイムは1分52秒8(良)。さらに4馬身差の3着には9番人気イケノセブマインが入った。

　勝ったミスジョージは、父ミスタージョージ、母スズノタイム(その父タイムライン)という血統。半兄に01年全日本アラブグランプリ(福山)など重賞8勝のフジナミスペシャル(牡9、福山・小嶺英喜厩舎、父ヘイセイパウエル)、半姉に06年福山3歳牝馬特別を勝ったコルドバクィーン(牝4、福山・小嶺英喜厩舎、父ヘイセイパウエル)がいる。

　昨年6月のデビューから3連勝。その後は2戦して勝てなかったが、再び連勝を始めると、11月のヤングチャンピオンで重賞初制覇。12月に行われたサラブレッドとの混合戦となる福山サンシャインCまで6連勝を飾った。今年は3戦して未勝利だったが、今回の勝利で重賞2勝目となった。通算15戦10勝(重賞2勝)。