現地時間17日、アメリカのモンマスパーク競馬場でG1・ハスケルステークス(3歳・ダ1800m・7頭立て)が行われた。
道中は好位を並んで追走した1番人気
ホットロッドチャーリー(Hot Rod Charlie、牡3、F.プラ騎手)と、2番人気
マンダルーン(
Mandaloun、牡3、F.ジェルー騎手)。直線で
ホットロッドチャーリーが外から、
マンダルーンが内から脚を伸ばし、一騎打ちの態勢。この追い比べは
ホットロッドチャーリーがハナ差制した。
しかし直線で
ホットロッドチャーリーが、内の
マンダルーンへ馬体を併せに行った際、後方にいた4番人気ミッドナイトバーボン(牡3、P.
ロペス騎手)がつまずいて騎手が落馬、競走中止。
ホットロッドチャーリーは走行妨害で失格、
マンダルーンが繰り上がりでの優勝となった。勝ちタイムは1分47秒38(良)。
マンダルーンから18.1/4馬身離れた2着には、3番人気フォローイングシー(牡3、J.ロザリオ騎手)が繰り上がった。
アメリカの降着・失格の基準は日本の旧制度に相当し、「走行妨害によって被害馬の着順に影響が出た」と裁決委員が判断した場合には、加害馬は被害馬の後ろに降着、または失格となる。
マンダルーンは父
Into Mischief、
母Brooch、母の
父エンパイアメーカーという血統。アメリカのB.コックス厩舎の管理馬。
同馬は2走前の
ケンタッキーダービー(米G1)で2着となったが、このレースでは1着馬メディーナスピリットが薬物問題で係争中のため、こちらも1位入線失格による繰り上がり優勝の可能性がある。現時点の通算成績は8戦5勝。重賞は今年の
リズンスターS(米G2)に続き2勝目。
ホットロッドチャーリーは父
Oxbow、
母Indian Miss、母の
父Indian Charlieという血統。アメリカのD.オニール厩舎の管理馬。通算成績は10戦2勝。2走前は
ケンタッキーダービー3着、前走は
ベルモントS(米G1)2着だった。