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母は独オークスの勝ち馬 ウェストファリアが戸崎圭太騎手でデビュー/関東馬メイクデビュー情報

  • 2021年07月19日(月) 18時34分
 今週からの3週間はオリンピックの期間中に伴い、新潟と函館の2場開催になる。新潟には東西の血統馬が揃うため、ハイレベルのメンバーになりそう。未勝利戦も含め、2歳戦が熱くなる。

【7月24日(土) 新潟芝1600m】

ウェストファリア(牝、父ディープインパクト母フィオドラ、美浦・手塚貴久厩舎)

 母は独オークスの勝ち馬。現4歳の半兄リメンバーメモリーは2勝している。ゲート試験に合格後は山元トレーニングセンターで乗り込み、6月22日に再入厩。

 先週の追い切りは古馬と併せ、余力十分に併入した。小柄な牝馬で仕上がり自体は順調だ。「馬体重は400キロを切るけど、コンパクトな体つきで幅があるし、走らせると数字ほどの小ささを感じさせない。よく動けているし、ジョッキーの感触もいい。軽い芝が合うと思うし、ためが利けば切れる脚を使えそうなイメージです」と手塚貴久調教師。

 鞍上は戸崎圭太騎手を予定している。

【7月25日(日) 新潟芝1800m】

レヴァンジル(牡、父ドゥラメンテ母トゥリフォー、美浦・堀宣行厩舎)

 母は仏G3・オマール賞の勝ち馬。5月下旬に入厩し、ゲート試験に合格してからも在厩したまま調教を進めてきた。

 6月24日からウッドチップコースで時計を出し始め、常に年長馬と併せている。追走させたり、先行したりと様々なパターンで追い切りの本数を重ねており、この新潟開催を目標に態勢を整えてきた。しっかりと負荷をかけられており、ポテンシャルの高さを感じさせる。

 僚馬のコリエンテス(牡、父ディープインパクト母イスパニダ)は福島開催中のデビューを予定していたが、先週のレースを抽選で除外(非当選)になった。今週も含め、騎手の状況などを見ながら仕切り直しのデビュー戦を検討していくことになりそうだ。

【7月24日(土) 函館ダート1700m】

ポイズンアロウ(牡、父Arrogate母Crosswinds、美浦・藤沢和雄厩舎)

 昨年のキーンランドセプテンバーセールに上場され、オーナーの長谷川祐司氏が75万ドルで落札した米国産馬。祖母のFluteはケンタッキーオークスなど米G1を2勝している。

 2月に入厩し、ゲート試験に合格後も美浦で入念に乗り込んだ。当初は6月の東京で使うプランもあったが、この北海道開催に切り替えた。「長く乗り込み、入厩した当初に比べると心身ともに成長している。大型馬でパワーがあるし、ダート向きのスピードタイプだと思います」と千島調教助手。

 鞍上は横山武史騎手を予定している。

【7月25日(日) 函館芝1800m】

コスモルーテウス(牡、父ロージズインメイ母ミルルーテウス、美浦・田中博康厩舎)

 現5歳の半兄コスモカレンドゥラはオープンクラスに在籍。5歳上の半姉ハットラブもオープン入りした。伯父にはフジキセキがいる。

 美浦で乗り込んでから函館に移動。先週の追い切りは本馬場に入れ、3歳未勝利馬を追走して併入している。「輸送後も順調で洋芝は合いそう。動き自体もいいし、モノは良さそうです」と田中博康調教師。

 鞍上は丹内祐次騎手を予定している。

(取材・文:竹之内元)

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