25日に新潟競馬場で行われるアイビスサマーダッシュ(3歳上・GIII・芝1000m)について枠順・馬番別に検証していく。
過去10年、馬番別では最多となる5回の馬券絡みが13番。4回で12番が、3回で4番が続く。
参考までに枠順による成績を比較すると下記の通り。
1枠 0-0-0-17/17 複勝率0.0% 複勝回収率0%
2枠 2-2-1-12/17 複勝率29.4% 複勝回収率67%
3枠 0-0-0-17/17 複勝率0.0% 複勝回収率0%
4枠 1-1-0-18/20 複勝率10.0% 複勝回収率15%
5枠 1-1-1-17/20 複勝率15.0% 複勝回収率25%
6枠 1-2-2-15/20 複勝率25.0% 複勝回収率75%
7枠 1-2-5-16/24 複勝率33.3% 複勝回収率84%
8枠 4-2-1-17/24 複勝率29.2% 複勝回収率87%
直線コースで行われる新潟芝1000mといえば、外枠有利が定説。アイビスサマーダッシュにおいてもそれは例外ではなく、8枠が4勝し、勝ち馬10頭中7頭が5枠より外。7枠が複勝率33.3%、8枠が複勝率29.2%でそれぞれ複勝回収率が84%、87%となっている。
好走率が高い分、回収率も控除率以上になっているものの、外枠は人気に織り込まれているため、ベタ買いプラスの水準までは到達していない。
1~4枠から馬券になったのは下記の7頭。
11年
エーシンヴァーゴウ(2枠3番・1番人気1着)
12年
エーシンヴァーゴウ(2枠4番・4番人気3着)
13年
フォーエバーマーク(2枠4番・3番人気2着)
14年
セイコーライコウ(2枠2番・1番人気1着)
16年
ベルカント(4枠4番・1番人気1着)
18年
ラブカンプー(4枠8番・2番人気2着)
19年
カッパツハッチ(2枠3番・3番人気2着)
名うての快速馬・千直巧者が揃っており、7頭全てが4番人気以内。内枠からは、上位人気に支持されるような馬でないと馬券に絡むのは難しい。実際、1~4枠全体では複勝率9.9%、複勝回収率20%にとどまっている。
外枠勢が過剰人気になって心理的に買いにくいケースも多そうだが、
セオリー通り、外枠から馬券を組み立てるのが良いだろう。