2005年に無敗で牡馬クラシック3冠を制覇。以降、4歳で
天皇賞・春、
宝塚記念、
ジャパンC、
有馬記念を勝利し、通算GI・7勝を挙げた
ディープインパクトが旅立って本日30日で2年となる。
競走馬時代の偉大な蹄跡は今さら書き出すまでもないが、
ディープインパクトの凄さは競走馬としてだけでなく、種牡馬としても日本を超え、世界の競馬界にまで多大な影響を与えた点だろう。
そこで、ここでは
ディープインパクトの種牡馬としての功績をさまざまなデータから振り返り、改めてその偉大さを振り返ってみたい。(※データは2021年7月30日現在、
JRAのみ)
【産駒の勝利数】
2440勝(歴代2位)
その内訳は芝で2176勝、ダートが220勝、障害44勝というもの。1位の
サンデーサイレンスが2749勝だが、残された産駒の数を考えると、歴代最多を更新するのは時間の問題といってもいい。
【産駒のGI/JpnI勝利数】
65勝(歴代2位)
上記は43頭でGIを獲得した数。トップの
サンデーサイレンスが71勝をマークしている。残された産駒が少ないとはいえ、こちらも更新するのは間違いなく、名実ともに日本史上最高の種牡馬といえるだろう。
【産駒で最も勝利を挙げている騎手】
川田将雅騎手(208勝)
一般的な印象で言えば、ディープの主戦だった
武豊騎手と思われがちだが、川田騎手がトップだった。以下、福永騎手(205勝)、
ルメール騎手(192勝)、
M.デムーロ騎手(138勝)と続き、
武豊騎手(118勝)は5位にランクインしている。
【産駒で最も勝利を挙げている調教師】
池江泰寿調教師(186勝)
ディープインパクト自身は池江泰郎調教師の管理馬だったが、その産駒で最も勝利を挙げているのが息子の
池江泰寿調教師というのは何とも興味深い。現役時代の
ディープインパクトに触れ、その一挙手一投足を目の当たりにしてきただけに、産駒の適性を見抜く目にも長けているということか。
【産駒で最も勝利を挙げている母父】
Storm Cat(125勝)
今年の
安田記念を制した
ダノンキングリーをはじめ、13年のダービー馬
キズナ、17年に
安田記念を勝った
サトノアラジン、兄妹で海外GIを勝っている
リアルスティール&
ラヴズオンリーユー、14年の
エリザベス女王杯を勝った
ラキシスなどがいる。次点の
フレンチデピュティが99勝だけに、その相性の良さは歴然だ。