ヴィクトリアマイル10着後、放牧を挟んで、
関屋記念(8月15日・新潟芝1600m)に向けて、栗東で調整している
クリスティ(栗東・
杉山晴紀厩舎)。今朝4日はレースに向けた1週前追い切りを行っている。
1回目のハローが終了した直後のCWコースに、
M.デムーロ騎手を背に入場。
アールスターが先行、
アリーヴォが続いて、最後方から追いかける形の3頭併せ。馬場入り直後の1コーナー、2コーナーから少し行きたがるような素振りを見せるが、折り合いを欠くというほどではない。
そのまま我慢して、3コーナー、4コーナーと入っていくが、最後の直線に向くところで、一番内を回って、手綱を緩めると、一気に先頭に立った。インを突いたこともあり、2頭との差は大きく広がり、最後の直線は単走のような形。
ただ、気持ちは途切れることなく、しっかりとゴールへ向かって加速できており、時計は6F81.1〜5F65.3〜4F50.7〜3F36.3〜1F11.8秒。この走りを見ていると、逃げるうんぬんというよりも自分のリズムで道中を進めて、仕掛けたタイミングで一気に脚を使って、あとは押し切れるかどうか、というところだろう。その動きに関しては、ほぼ完璧な状態といってよい。
(取材・文:井内利彰)