本日8月9日は、2004年の
日本ダービー馬、
キングカメハメハの命日。
同馬は、
父Kingmambo、
母マンファス、
その父ラストタイクーンという血統。金子真人オーナーの所有馬で、栗東・松田国英厩舎の管理馬。
現役時代は、2004年の
NHKマイルC(GI)、
日本ダービー(GI)を制していわゆる変則2冠を達成するが、同年の
神戸新聞杯(GII)を制した後に屈腱炎を発症し、現役を引退。2005年から社台スタリオン
ステーションで種牡馬としての生活をスタートさせる。
今回は
キングカメハメハが種牡馬として残した偉大な功績を、輩出した主な活躍馬と共に振り返る。
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ロードカナロア(栗東・安田隆行厩舎)
母レディブラッサム、母の
父Storm Catという血統。通算成績は19戦13勝。2012、13年には、
香港スプリントを連覇し両年とも
JRA賞最優秀短距離馬に選ばれる。2013年には、
JRA年度代表馬にも選出された。現在は、種牡馬として活躍しGI・9勝をあげた
アーモンドアイなどを輩出している。二つ名は「龍王」。
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ドゥラメンテ(美浦・
堀宣行厩舎)
母アドマイヤグルーヴ、母の
父サンデーサイレンスという血統。通算成績は9戦5勝。現役時代は、2015年の
皐月賞、
日本ダービーを制し2冠を達成。同年の
JRA賞最優秀3歳牡馬に選ばれる。2016年の
宝塚記念後、怪我により引退。現在は種牡馬生活を送る。
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レイデオロ(美浦・
藤沢和雄厩舎)
母ラドラーダ、母の
父シンボリクリスエスという血統。通算成績は17戦7勝。現役時代は、2017年の
日本ダービー、
2018年の
天皇賞(秋)などを制す。引退後は種牡馬となり、初上場となった今年のセレクトセール2021当歳
セッションでは、1億超えでの落札が多く目立った。
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アパパネ(美浦・
国枝栄厩舎)
母ソルティビッド、母の
父Salt Lakeという血統。通算成績は19戦7勝。史上3頭目の三冠牝馬。その他に、2009年の
阪神ジュベナイルフィリーズ、2011年の
ヴィクトリアマイルを制しGI・5勝をあげた。引退後は繁殖牝馬として、今年の
クイーンカップを制した
アカイトリノムスメなどを送り出している。
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ルーラーシップ(栗東・角居勝彦厩舎)
母エアグルーヴ、母の
父トニービンという血統。通算成績は20戦8勝。現役時代は、気性が荒く、出遅れる競走が何度かあったものの安定した成績を残す。種牡馬としても活躍し、2017年の
菊花賞馬
キセキなどを送り出している。
その他にも、2014年の
JRA最優秀ダートホースに選ばれた
ホッコータルマエ、今年のドバイワールドCに挑戦し2着だった
チュウワウィザード、2015年の
桜花賞馬
レッツゴードンキなど、多くの産駒を輩出している。
“最強の大王”と呼ばれた
キングカメハメハの血は、今後も多くの競走馬に受け継がれていく。