「
関屋記念・G3」(15日、新潟)
東京五輪で初めて導入された「空手」。男子形で喜友名諒が金、女子形で清水希容が銀を、さらに男子組手75キロ超級で荒賀龍太郎が銅メダルを獲得し、大いに盛り上がった。今度は競馬界の
カラテが復活の一撃を見舞う番だ。
2020年末から21年にかけて一気にブレーク。破竹の3連勝で
東京新聞杯を制し、鞍上・菅原明とともに重賞初Vを達成した。その勢いで臨んだ
安田記念は13着に敗れたが、理由は明白。予定していた
ダービー卿CTを挫石で回避するアク
シデントがあり、4カ月ぶりの実戦。本来の能力を発揮できずに終わった。
その後はここを目標にして、7月初旬に放牧先から帰厩。美浦坂路でのひと追いごとに輝きを取り戻してきた。2週連続で強めに追われて、7月28日が4F52秒0-12秒6、4日には4F53秒9-12秒3を計時した。「先々週、先週とまずまずの動き。前回と同様に脚元の不安はないし、問題なくやれている」と高橋祥師は満足そうにうなずいた。
22年2月に定年を迎えるトレーナーにとっては最後の夏。「12、1月の荒れた馬場をこなしてきた馬で、夏場に使ったことがないからね。今の時計の速い新潟はどうかと思うけど、メンバー的には頑張ってほしい。週末は雨マークが出てたしね」と不敵な笑み。いざ、反撃の時。気合の一本を決める!
提供:デイリースポーツ