アルカナ社が主催する「オーガスト1歳セール」のセレクト
セッションが、ノルマンディー地方の
ドーヴィルで、14日(土曜日)、15日(日曜日)の両日にわたって開催された。
昨年のこのセールはコ
ロナ禍で9月開催となったため、指標は2019年との比較になるが、総売り上げが7.6%ダウンの3034万2000ユーロ、平均価格が11.5%ダウンの25万7136ユーロ、中間価格が15.9%ダウンの18万5000ユーロ、19年は21.0%だった主取り率が今年は24.8%と、コ
ロナ禍による一般経済の疲弊を反映して、やや縮小気味のマーケットとなった。
最高価格馬は、2日目に登場した上場番号108番の、父ドゥバウィの牝馬。7月14日にパリロンシャンで行われたG2マルレ賞(芝2400m)を制した
バビロンの半妹にあたる同馬は、代理人のチャーリー・
ゴードンワトソン氏が240万ユーロ(約3億1464万円)で購買。同馬は、アンドレ・
ファーブル厩舎からデビューする予定だ。
なお、上場番号19番の英国産
ロードカナロア産駒(
母ギルティトゥエルヴの牝馬)は、14万ユーロで主取りとなっている。
(文:合田直弘)