「
北九州記念・G3」(22日、小倉)
前走のJRAレコードV(1分6秒0)は決してフロックではない。準オープンの掲示板すら確保できなかった
ファストフォースを、格上挑戦で
CBC賞に送り込んだ西村師には確かな手応えがあったという。
「もともとオープンを勝てる力はあると思っていたんです。でも、準オープンの2戦(
長篠S6着、
桂川S8着)に関しては、僕が失敗して体を絞り切れなかった。だから、前走は馬体を絞ろうとしっかりと調整しました」。微妙なさじ加減をしながら丹念にシェイプアップ。マイナス18キロで臨んだ前走は、初ブリンカーの効果も相まっての逃走Vだった。
中6週で挑む今回も調整は順調だ。「ケイコは動けていましたね。暑さにもバテていない」と話した指揮官は「逃げなければならない馬じゃない。控えても大丈夫。スピードを生かすレースができれば」とV劇を描く。
父
ロードカナロア×母
父サクラバクシンオー。短距離を戦うために生まれてきたような配合だ。「ここを勝ってサ
マースプリントのタイトルを獲りたいですね」と師。前走と同じ舞台で、再び自慢の快速を見せつける。
提供:デイリースポーツ