29日に新潟競馬場で行われる
新潟2歳S(2歳・GIII・芝1600m)について血統・種牡馬別に検証していく。
過去10年で最多となる4回の馬券絡みが
ダイワメジャー。次点で2回の
ハーツクライ、
ディープインパクトが続く。昨年は種牡馬として初出走となった
Gleneaglesの産駒が勝利していたが、2歳重賞らしく血統傾向が幅広いことも特徴と言えるだろう。
ダイワメジャー産駒は[1-2-1-9]。17年に1着
フロンティア、2着
コーディエライトとワンツー決着を果たすほか、15年3着
マコトルーメン、19年2着
ペールエールが馬券圏内に入線。さまざまな種牡馬が台頭するなか、定期的に好走馬を送り出している実績は評価に値するものだろう。今年は
セリフォスが出走を予定している。
キングカメハメハ産駒は[1-0-0-1]。14年
ミュゼスルタンは当時のコースレコードを0秒1更新する好タイムで勝利をつかんでいた。なお、後継種牡馬の産駒も上位を賑わせており、
キングカメハメハ系[2-0-1-7]としても存在感を示しつつある。同産駒には
スタニングローズが該当。
ハービンジャー産駒は[0-0-0-1]。唯一の出走例となる16年
モーヴサファイアは1人気ながら8着と凡走しており、下級条件を含めてみても新馬[3-2-3-9]、新馬以外[0-3-0-56]と好走例が新馬に集中している傾向は気になるところ。今年は
アライバルが上位人気と目されるだけに、改めて種牡馬としての真価を問われそうだ。
クロフネ産駒は[0-0-0-5]。データ集計期間外を含めても[0-0-0-7]と3着以内への好走例はないが、09年
スプリングサンダーは12人気5着、3着馬とはハナ+クビのタイム差なしで入線していた。今年は上位人気を担う
クレイドルが出走予定。