「
小倉2歳S・G3」(9月5日、小倉)
無傷連勝で重賞タイトルをつかむか。上昇カーブを描く
スリーパーダが、意気揚々と決戦の小倉へと乗り込む。
初戦は好発に加えて行き脚もついたが、あえて行きたい馬に先を譲って道中4番手から。コーナーで外へモタれる若さを見せたものの、直線は肩ムチ2発だけ。最後は手綱を抑えたまま、余裕たっぷりにゴールした。福永は「本当は2番手の馬の後ろに入れたかったけど、スピードがあるから入れられなかった。粗削りでやりたい競馬はできなかったが、余力だけは残して勝った」と振り返る。
1週前には栗東坂路で4F53秒0-12秒3。馬なりで軽快に駆け上がり、鞍上は「良かったよ。いつも動く馬だけどね」と満足げ。続けて「今回の方がいい。周りが速い方が競馬しやすい」と、重賞でより折り合いがつくイメージを膨らませる。
兄姉には
オークス馬
シンハライトを筆頭に、重賞ウイナー3頭が居並ぶ良血。斉藤崇師は「物見したり、幼さを見せていたけど楽に勝てた。そのあたりで上積みがあると思う。1回使ってしっかりした」と期待を寄せる。20年の
メイケイエールに続き、
ミッキーアイル産駒によるレース連覇も懸かる一戦。天性のスピードを武器に、ラ
イバルたちを圧倒する。
提供:デイリースポーツ