今年も、後に
JRA勢を抑えダート
グレード競走を制するような2歳牝馬が頭角を現すか――。
今夜のメイン(最終)12Rは、2歳牝馬の1200m重賞「第18回
リリーカップH3/JBC協会協賛
イスラボニータ賞」です。過去このレース優勝馬がダート
グレード競走の「
エーデルワイス賞JpnIII/門別1200m外回り」を制するケースも多く(2008年
アンペア/’12年
ハニーパイ/’17年
ストロングハート/’18年
アークヴィグラス/’20年
ソロユニット)、ここからの全国の牝馬戦線を占う上でも「必見の一戦」と言えるでしょう。
この
リリーカップH3、もう一つの注目点は「
角川秀樹厩舎」でしょう。昨年までの17回で実に「10勝!」を挙げてきており、その突き抜けた実績は全くもって他の追随を許さないレベル。今年も、前走1000mの牝馬重賞「フルールカップH3」を逃げ切り3連勝とした
スティールルージュと、前走2歳オープンの一戦を出遅れながら強靭な末脚で快足
エンリルをゴール寸前で捕まえ差し切った
レディオスターという、非常に下馬評の高い2頭で
リリーカップH3「三連覇」に挑みます。
他陣営も勿論、そうはさせじと素質馬たちをエントリー。意外にもこの
リリーカップH3をまだ勝っていない
田中淳司厩舎は、前走デビュー戦で2着に2秒7もの大差をつけて圧勝の
スカーレットピースと前走
JRA認定
アタックチャレンジ勝ちの4戦2勝馬
グラーツィアを出走させるほか、
田中淳司師の父・
田中正二師は前走フルールカップH3で角川厩舎
スティールルージュを豪脚でクビ差(2着)まで追い詰めた
エイシンヌプリをエントリー。共にこのレース初制覇を狙います。
今年
ラッキードリームで「三冠馬トレーナー」となった
林和弘師は、デビュー2連勝のあと前走フルールカップH3も3着に踏ん張った
アマクミナイデヨと、デビュー2戦目からいずれも強い内容で2連勝中と勢いある
ツーシャドーを出走させてきました。
まだまだ戦歴の浅い2歳牝馬の重賞ということで、上に名前を挙げられなかった他の素質馬たちが激走を見せる可能性も十二分にあるところ。各馬のゲートの成否や道中での不利等々によって、展開や結果が大きく変わってくることも踏まえつつ素質十分の2歳牝馬13頭による激しい追い比べをお楽しみいただければと思います。
門別12R「第18回
リリーカップH3」の発走時刻は20時35分です。お見逃しなく!
(文:ひだか応援隊)