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小倉2歳S・G3」(5日、小倉)
さらに調子を上げて重賞獲りに挑む。
ショウナンマッハは1日、栗東坂路で単走追い。目を引いたのはラスト1Fの伸びだ。うなるように駆け上がって11秒7。全体時計は4F53秒6をマークした。茶木師は「先週までに馬もできているので、しまいをサッと。ラストは11秒台だし、いいケイコができた。“恐ろしい”と思った」と驚きの表情を見せた。
新馬戦は軽く仕掛けただけでハナに立ち、追うところなしの3馬身差完勝。千葉サラブレッドセール出身馬らしく、仕上がりの良さを誇示した。02年
高松宮記念覇者である
父ショウナンカンプからスピードを受け継いだ快速馬に「スピードだけじゃなくて、
パワーも兼ね備えている。どこまで成長するのか楽しみ」と胸を張った。
21年3月に開業した指揮官にとっては初の重賞チャレンジ。「人気馬で重賞に出るのは調教師冥利に尽きる。このチャンスを生かしたい」と力を込める。楽勝の初陣Vから2カ月。確かな成長を示す素質馬がタイトルゲットを狙う。
提供:デイリースポーツ