引退馬を繋養するヴェルサイユリゾートファーム(日高町庫富)がインテリア家具、生活雑貨などを扱うYogiboを運営する株式会社ウェブシャークとネーミングライツ契約を結び、9月1日から「Yogibo ヴェルサイユリゾートファーム」に名称を変更した。

　Yogiboはベッド、ソファ、リクライニングチェアなどに形状を自由に変化させられるビーズソファで有名なブランドであり、これまで総合格闘技「RIZIN」、世界最高峰の自動車レース「SUPER GT」への協賛、被災地への支援も積極的に行ってきた。

　現在は、社会課題への取り組みを行っている団体に広告で協賛し、スポンサー契約をするTANZAQプロジェクトを推進している。今回のヴェルサイユリゾートファームとのネーミングライツ契約もそのひとつだ。

　広大な牧場を維持管理し、馬たちを養うには経費がかかる。それぞれ違いはあるものの、基本的に預託料と寄付で成り立っている養老牧場が多い。企業とのネーミングライツ契約は、引退馬を繋養する牧場では初めての試み。

　同ファームでは今後、スポンサーからの費用を活用し、引退馬活動やファーム自体をより多くの人々にPRし、収益面での安定を図り、今後新たな馬を受け入れられる体制を作っていきたいとしている。そしてこのプロジェクトが、牧場運営におけるひとつのモデルケースとなることを目指して、今後も活動していくという。

◆Yogibo ヴェルサイユリゾートファーム 主な繋養馬
タニノギムレット
ローズキングダム
ヒルノダムール
アドマイヤジャパン
ブロードアピール
ゴールドティアラ
ビービーガルダン
エタリオウ(預託馬)他

◆HP：Yogibo ヴェルサイユリゾートファーム(外部サイトへ移動します)