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【セントライト記念】タイトルホルダー戴冠へ始動 Vで菊花賞に弾みつける

デイリースポーツ
  • 2021年09月14日(火) 20時05分
 「セントライト記念・G2」(20日、中山)

 皐月賞2着、ダービー6着のタイトルホルダーが、逆転を期す菊花賞へ向けて始動する。

 激闘の疲れを癒やし夏場は北海道の牧場で英気を養った。8月上旬に美浦トレセンへ帰厩すると、早々に秋初戦をここに定めて順調に調整を進めている。8日の1週前リハを見届けた栗田師は「いいね。息遣いも良かった。ジョッキー(横山武)も“反応が良かった”と言っていた。もともと完成度の高い馬だから、すごく変わってきたところはないけど、問題なく来ているよ」と笑顔で語った。

 2歳時から重賞で好走し、弥生賞を快勝して初タイトルをゲット。能力の高さは世代トップクラスだ。しかし、3角先頭から勝負に出た皐月賞では、エフフォーリアに内をすくわれた。好位を進んだダービーでは、出入りの厳しい流れとなり持ち味のスタミナを生かすことができなかった。春のクラシックは消化不良に終わった。

 父ドゥラメンテが8月31日に9歳で急逝。その父は春2冠を制しながら、骨折のため菊花賞には出走できなかった。「その血を引く一頭として頑張ってほしい。中山は合っているし、2200メートルもいいイメージ。(弥生賞Vで)ジョッキーも馬の特性を分かっている。いい流れで菊花賞へ行きたい」と指揮官は力を込める。大一番へ向けて、きっちり勝って弾みをつけたいところだ。

提供:デイリースポーツ

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