アイルランドのA.オブライエン厩舎の有力牝馬2頭、スノーフォール(
Snowfall、牝3)とラブ(Love、牝4)は、10月3日にフランスのパリロンシャン競馬場で行われる
凱旋門賞(3歳上牡牝・G1・芝2400m)を目標とする。英競馬
メディア『Racing Post』が報じた。
スノーフォールは
父ディープインパクト、
母ベストインザワールド、母の
父Galileoという血統。日本のノーザン
ファームの生産馬(欧州で生産者の基準となる母馬所有者はRoncon, Chelston Ire & Wynatt)。
2走前のヨークシャー
オークス(英G1)までG1・3連勝をあげていたが、9月12日のヴェルメイユ賞(仏G1)で2着に敗戦。それまで1番人気に支持されていた欧州ブックメーカーの
凱旋門賞前売りオッズは、3番人気前後まで後退している。通算成績は12戦5勝。
ラブは
父Galileo、
母Pikaboo、母の
父Pivotalという血統。こちらも4走前の
プリンスオブウェールズS(英G1)までG1・4連勝をあげていたが、以降は3連敗中。通算成績は14戦7勝。
前走は9月12日のブランドフォードS(愛G2)で2着だったが、オブライエン師はここが
凱旋門賞への試走であったこと、勝ち馬とは斤量差があったことを強調。「馬場状態次第ですが、彼女は
凱旋門賞を走るでしょう」と語った。
また、9月11日の
愛チャンピオンS(愛G1)でG1・5連勝となった僚馬
セントマークスバシリカ(
St Mark's Basilica、牡3)については、現段階で今後は未定。『Racing Post』はこのまま種牡馬入りの可能性もあるとしている。