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スプリンターズS・G1」(10月3日・中山)
秋のG1シリーズ開幕を告げる芝6F戦。主役は今年の
高松宮記念覇者
ダノンスマッシュだ。1週前は栗東坂路で4F50秒0の超抜時計を計時。鞍上の川田は「競馬は久々ですし、ある程度しっかりとやっておこうと。順調に来ているのが何よりですね」と納得の表情を浮かべる。父
ロードカナロアに続く父子での春秋ス
プリントG1制覇へ、安田隆師も「負けたら駄目だと思っています」と力強く宣言した。
前哨戦の
セントウルSを先行して押し切った
レシステンシアも有力視される。「使って明らかに張りが出てきました」と松下師は休み明け2戦目の上積みを強調。
スプリンターズS3連覇が懸かるルメールを背に、
高松宮記念2着の雪辱に燃えている。
ピクシーナイトの上昇度も計り知れない。ス
プリント路線にかじを切り、
CBC賞、
セントウルSで連続2着と好走。07年
アストンマーチャン以来14年ぶりの3歳馬Vを目指す。
不気味な存在が6歳馬
ジャンダルム。02年覇者の
母ビリーヴからス
プリント資質を受け継いでおり、
セントウルS4着からの下克上があっても不思議はない。昨年の
高松宮記念以来のG1制覇を狙う
モズスーパーフレア、ここに来て完全復調した
クリノガウディー、池添と新コンビを組む3歳牝馬
メイケイエールも、折り合いひとつでV圏内に入ってきそうだ。
提供:デイリースポーツ