「
凱旋門賞・仏G1」(10月3日、パリロンシャン)
21年、日本人騎手として唯一参戦する
武豊騎手(52)=栗東・フリー=が取材に応じた。騎乗馬もブルーム(牡5歳、愛国)に決定。26日、同馬を共同所有する松島正昭氏が代表を務めるキー
ファーズの公式ホームページで発表された。自身9度目の挑戦となる欧州最高峰レースに向けて意気込みを語った。
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-いよいよ
凱旋門賞。今の気持ちを。
「毎年の大きな目標ですからね。去年は現地に行って乗れなかった(騎乗予定の
ジャパンが出走取消)ので、今年こそは、の思い。楽しみですよ。今年は日本人騎手で唯一ですしね」
-21年は100回目の
メモリアル。
「そうなんですよね。しかも、近年では最強と呼ばれるメンバーがそろった。でも、分からないですよ。競馬は本当にやってみなければ分からない。日本の馬も2頭出て、日本のファンも注目しているし、僕は僕でいいところを見せたいですね。ジョッキー仲間も“頑張ってきてください”って応援してくれてますから」
-自身にとって、
凱旋門賞とは。
「子どもの頃から憧れのレース。騎手になって、最初に乗った時になお一層、その思いは強くなりました。騎手なら誰しもが憧れるレース。もうそろそろ勝たせてほしいね(笑)」
-通算9度目の挑戦になる。
「何せ(勝つのは)簡単ではないけど、出なければノーチャンス。出るからにはチャンスがありますからね」
-21年はキー
ファーズからオ
ファーが届いた。
「ヨシッという感じですよ。僕は僕で勝ちたいですけど、
凱旋門賞を勝ちたいという夢を持たれているオーナーですし、一緒に勝つことができたら、なおうれしいですよね」
-騎乗馬がブルームに決定。
「G1(
サンクルー大賞)を勝っているように、今年に入ってからの成績がいいのでね。胸を張って
凱旋門賞に出られる馬だと思います。世界的名調教師の馬ですからね。乗るのが楽しみです」
-改めて意気込みを。
「いいレースをしたいですね。レースは日曜日の夜だけど、みんなに応援してもらいたい。いいところを見せますよ。日本の馬を負かしたらゴメンね(笑)」
提供:デイリースポーツ