18日、阪神競馬場で行われた
阪神大賞典(4歳上、GII・芝3000m)は、
武豊騎手騎乗の2番人気
アイポッパー(牡7、栗東・
清水出美厩舎)が先団でレースを進めて向正面から進出を開始すると、早めに動いた圧倒的1番人気(単勝1.6倍)
ドリームパスポートとの叩き合いをアタマ差制して優勝した。勝ちタイムは3分08秒3(良)。さらにクビ差の3着には3番人気
トウカイトリックが入った。
勝った
アイポッパーは
父サッカーボーイ、
母サンデーアイ(
その父サンデーサイレンス)という血統。半弟に同厩舎で
JRA現5勝の
インマイアイズ(牡6、
父サクラバクシンオー)がいる。4歳時の春にオープン入りすると、05年
阪神大賞典(GII)2着、05年
天皇賞・春(GI)3着、さらに
オーストラリアに遠征して05年
コーフィールドC(豪G1)2着など、国内外の長距離重賞戦線で活躍。前走の06年12月ステイヤーズS(GII)で悲願の重賞制覇を飾り、今回は3か月ぶりの実戦だったが重賞連勝となった。通算成績25戦8勝(うち海外2戦0勝、重賞2勝)。
鞍上の
武豊騎手は
JRA史上最多となる
阪神大賞典8勝目で、
JRA重賞は
フィリーズレビュー(GII、
アストンマーチャン)に続く今年5勝目。通算では241勝目となった。管理する
清水出美調教師は同馬で制した06年ステイヤーズSに続く
JRA重賞勝利で、通算8勝目となった。