天皇賞(秋)や
マイルCSを目指す馬が始動してくる一戦。非常に速い時計の決着になりやすいのが特徴で、歴代の古馬東京芝1800mにおける勝ち時計ベスト10の内、5つは
毎日王冠で記録されている(94年、07年、08年、18年、19年)。
1.スピード必須
例年開幕週の高速馬場で行われており、昨年1着の
サリオス、一昨年3着の
インディチャンプ、一昨年1・2着の
アエロリットと
ステルヴィオ、17年2・3着の
サトノアラジンと
グレーターロンドンのようにマイルで幅を利かせるスピードタイプが活躍傾向にある。
2.ベテランは割り引き
過去10年、3歳馬は複勝率35.3%、4歳馬は複勝率が34.4%あるのに対して、5歳馬は24.1%、6歳馬は21.7%、7歳以上馬は4.3%。スピードが要求されるレースなので基本的に若い馬の方が優勢。
3.前走好走馬が中心
過去10年、前走3着以内馬は[8-6-6-30]で複勝率40%と優秀。対して、前走6着以下だった馬は[1-4-2-52]で複勝率11.9%。長期休養明けとなる馬も多いレースではあるが、前走敗れた馬の巻き返しより、前走好走馬が連続好走してくるケースの方が多い。
シュネルマイスターは前走の
安田記念で強豪に交じって3着。軽斤量はあったとはいえ、GI馬らといきなり互角に戦ったのは見事だった。2000mの
弥生賞ディープ記念で2着があるので、1800mへの距離延長ならこなせそう。GI勝ちがあるため3歳馬としては重い斤量を背負うことになるが、基本的にスピードレースになるここなら勝ち負けの期待は十分。