サウジアラビアRCに出走馬を送り込む8人の調教師のうち、2016年以降の東京芝1600mの成績をもとに抽出。
サウジアラビアRCで、馬券的にも「見逃せない調教師」とは?
3位は
岩戸孝樹調教師。集計期間内に東京芝1600mで3勝を挙げている。今回出走予定の
ステルナティーアは、
木村哲也調教師の調教停止に伴う転厩馬だが、調教師とコースとの相性という観点からは、マイナス面はないと言えるだろう。
2位は
音無秀孝調教師。先週の
スプリンターズSではランキング1位に応えて
ピクシーナイトで優勝を果たしている。栗東所属の調教師ながら、この東京芝1600mとも相性が良く、集計期間内に22回出走し5勝。3着内10回で複勝率は45.5%に達する。特筆すべきは重賞への出走数で、22回中15回が重賞、うち8回はGIレースという中身の濃さ。19年
安田記念、
東京新聞杯を
インディチャンプで、17年の
東京新聞杯を
ブラックスピネルで制している。
サウジアラビアRCは16年
ダンビュライト、20年
インフィナイトでともに2着と、そのレースに既に実績があったという点も
スプリンターズSに通じている。 今年は
ウナギノボリが出走予定。新馬戦を勝っての臨戦は前出2頭と同じで、ここも狙いの一鞍だろう。
第1位は
国枝栄調教師。東京芝1600mで実に18勝を挙げており、129回出走して複勝率45.7%。複勝回収率も140%と文句無しの好成績を収めている。たくさん走って、たくさん馬券に絡んで、それでいて回収率は100%を大きく超えるという、馬券ファンからは非常に頼りになる存在だ。
対象馬を3歳春までに絞ると複勝率は50.6%とさらにアップ。2回に1回以上、馬券に絡んでいる計算になる。今年は
コマンドラインが出走予定。世代屈指の評判馬で、その期待に応えて6月の新馬戦で鮮やかなデビュー勝ちを飾っている。ここも通過点となるような、圧巻のパフォーマンスを期待したい。