秋のGIシリーズは、今週から連戦となる本格始動です。まずは3歳牝馬の3冠目・秋華賞(阪神・芝2000m)がスタートします。例年は京都開催だった秋華賞ですが、今年は競馬場改修の影響で異例の阪神開催。コースの違う一戦でどんな結末が待ち受けているのでしょうか？

　毎週、netkeibaのオリジナルAIを使って激走馬を予想する当コーナー。今週はこの秋華賞をターゲットに、絶好となる狙い馬をAI競馬予想に弾き出してもらいました。

　まずは秋華賞の出走予定メンバーを確認しておきましょう。

　月曜日現在、登録は22頭。1番人気が想定されるのは、前走札幌記念(GII・札幌芝2000m)を快勝したソダシでしょう。デビューから5連勝でGIタイトルを2つも獲得したソダシでしたが、オークス(GI・東京・芝2400m)ではまさかの8着凡走。しかし前走の札幌記念では古馬の一流どころを蹴散らしての復活。今回も人気は必至となりそうです。

　しかしライバルも多士済々。まずは前走ローズS(GII・中京芝2000m)を快勝したアンドヴァラナウト。前走トライアル戦の紫苑S1着でルメール騎手騎乗予定のファインルージュ。堂々のオークス馬ユーバーレーベン。さらにはオークス2着アカイトリノムスメ。ほかにも伏兵と呼ぶに相応しい有力馬たちが揃っています。まだレースまでは時間はありますが、すでにワクワクが止まらない状態になっています。

◆AIはソダシではない人気馬を指名！

　そして今回、コンピュータAI予想が弾き出した狙い馬は、アンドヴァラナウトとなりました！

　先ほども書いたように、同馬は8月に1勝クラスを勝ったばかりでしたが、続くローズSでは4番人気の伏兵の身ながら勝ちきっている上り馬。ローズSでは中団からやや前目につけていましたが、外目に進路を取って出走馬中最速上り33.8秒で差し切っています。1番人気で3着だったアールドヴィーヴルと比べても上回ったレースをしたと評価はできるでしょう。

　血統としては、父キングカメハメハ、母はマーメイドS勝ちを含め5勝をしていたグルヴェイグ(父ディープインパクト・母エアグルーヴ)という超良血馬です。成績はここまで6戦3勝【3・3・0・0】で馬券圏内100パーセント。使っている距離は1600〜2000mで、ここ2戦は2000m戦を連勝しています。

　鞍上はこれまでデビューから一貫して福永祐一騎手が継続中。秋華賞出走予定のなかで、福永騎手が騎乗してきた馬としてはファインルージュやジェラルディーナがいますが、どうやらこちらへ騎乗予定。福永騎手が手放さないといえば、1週前にスプリンターズSを勝った3歳馬ピクシーナイトとまったく同じパターン。この馬で秋GIの連勝を飾るということになるのでしょうか？

　AI予想はここからさらに、出走メンバーと鞍上の確定、馬場状態、枠順、調教、などの追加材料確定後の最終決定となります。ですがそれはまた週末に…。秋競馬の検討材料にAIジャッジを加えてみるのはいかがでしょうか。

(netkeiba編集部)