24日、中山競馬場で行われた
日経賞(4歳上、GII・芝2500m)は、
北村宏司騎手騎乗の3番人気
ネヴァブション(牡4、美浦・伊藤正徳厩舎)が中団追走から徐々に進出し、2番人気
トウショウナイトに1/2馬身差をつけ差し切った。勝ちタイムは2分31秒8(良)。さらにクビ差の3着に1番人気
マツリダゴッホが入り、昨年の
エリザベス女王杯(GI)勝ち馬
フサイチパンドラは9着に敗れた。
勝った
ネヴァブションは
父マーベラスサンデー、
母パールネックレース(
その父Mill Reef)という血統。伯父に種牡馬
ミラーズメイト(
父Mill Reef)がいる。
05年10月にデビューし、3戦目(東京・芝2000m)で初勝利。昨年は
京成杯(GIII)3着と重賞での好走もあったが、春のクラシックの出走は叶わなかった。9月の
九十九里特別(1000万下、中山・芝2500m)を勝ち出走した
菊花賞(GI)は10着に敗れたが、今年に入ってからは
迎春S(1600万下、中山・芝2500m)を5馬身差、
白富士S(OP、東京・芝2000m)を1分58秒3の好タイムで連勝しており、3連勝での重賞初制覇となった。通算成績19戦6勝(重賞1勝)。
鞍上の
北村宏司騎手はクイーンC(GIII、
イクスキューズ)に続く
JRA重賞制覇で今年2勝目、通算11勝目。管理する伊藤正徳調教師は
中山記念(GII、
ローエングリン)に続く
JRA重賞で今年2勝目、通算19勝目。
なお、
マーベラスサンデー産駒は
シルクフェイマス(AJCC-GII、
京都記念-GII、
日経新春杯-GII)に続く2頭目の
JRA重賞勝ち馬で、通算4勝目となった。交流重賞勝ち馬には
ラヴァリーフリッグ(
マリーンC-交流GIII)がいる。