季節のギアはひとつ進み、いよいよ秋本番という感じに…。そんな今週は、3歳牡馬クラシックの3冠目となる長距離戦・
菊花賞(GI・阪神芝3000m)が開催されます。
注意したいのは、先週の
秋華賞同様いつもの京都とは違う阪神開催ということでしょう。阪神芝3000mの舞台は、GII
阪神大賞典と同じです。先週の
秋華賞では圧倒的1番人気の
ソダシ敗戦というシーンがありましたが、今回はどのような結末が待ち受けているのでしょうか?
毎週、ネットケイバのオリジナルAIを使って激走馬を予想する当コーナー。今週は
菊花賞での狙い馬を、AI予想に弾き出してもらいます。
まずは、
菊花賞出走予定メンバーをおさらいしておきましょう。
ダービー馬
シャフリヤールは、
神戸新聞杯で4着と敗れ次走は
ジャパンカップに参戦することを表明。
皐月賞1着&ダービー2着の
エフフォーリアは天皇賞秋を目標としており、
菊花賞はともに不在。例年にも増して、混戦模様が予想されるメンバー構成になったといえるかもしれません。
月曜日現在、登録馬は24頭。そのなかでも1番人気想定は、まず
ステラヴェローチェ(栗東・須貝厩舎)となるでしょう。
皐月賞・ダービーはともに3着。休み明けの前走
神戸新聞杯(GII・中京芝2200m)では1着となり、ここでは世代トップの成績馬。鞍上吉田隼&須貝厩舎コンビということで、先週の
ソダシの雪辱を果たす一戦となるのでしょうか。
次点は
オーソクレース(美浦・久保田厩舎)。こちらは2歳時の
ホープフルS(GI・中山芝2000m)2着から長期休養明けの前走
セントライト記念(GII・中山芝2200m)3着と復活の兆しを見せた馬。鞍上は引き続きルメール予定で人気になりそうです。
さらに前走
神戸新聞杯2着の
レッドジェネシス(栗東・友道厩舎)。前走
セントライト記念では1番人気に支持されたものの、13着と敗れている
タイトルホルダー(美浦・栗田厩舎)。
セントライト記念1着
アサマノイタズラなど、まさに群雄割拠の混戦
菊花賞となりました。
【コンピは乱菊を予言する超人気薄チョイス!】
そして今回、月曜日時点のコンピュータAI予想が弾き出した狙い馬は、なんと牝馬の
ハギノピリナ(牝3・栗東・高野厩舎)でした!
まだ出走確定ではありませんが、一応紹介をしておきましょう。
同馬はまだ2勝クラス。デビューは今年2月末と遅く、そのときは阪神芝2000m戦で11着敗退。3戦目の阪神芝2200mで重馬場だった未勝利戦を優勝し、続く
矢車賞(阪神・芝2200m)で連勝。初の重賞挑戦となった
オークス(GI・東京芝2400m)では16番人気を覆す3着となり、3連単配当を跳ね上げたのは記憶に新しいところでしょう。秋の始動は
紫苑S(GIII・中山芝2000m)で6番人気の8着。プラス22キロということが影響していたのかもしれません。
ここまでの成績は通算6戦2勝[2-0-1-3]。父
キズナで、母父は
アドマイヤムーンという血統構成。デビュー以来、芝の2000m以上を使い、重馬場でも好走しているところを見ると、やはりスタミナと
パワーは兼ね備えているということでしょう。
もちろん牝馬で
菊花賞挑戦決定となれば、話題になるのは確実。牝馬なので斤量面で2キロの恩恵はありますが、それでもおそらく下位人気となることが予想されます。AIコンピはどの部分を見てこの馬をトップにしたのでしょうか。
AI予想はここからさらに、出走メンバー&鞍上の確定、馬場状態、枠順、調教などの追加材料確定後の最終決定となります。それはまた週末に…。秋競馬の検討材料にAI
ジャッジを加えてみるのはいかがでしょうか。
(netkeiba編集部)