24日に阪神競馬場で行われる
菊花賞(3歳・牡牝・GI・芝3000m)について血統・種牡馬別に検証していく。なお、開催日割の変更に伴い阪神芝3000mで施行されるため、当該コースで唯一行われている
阪神大賞典の傾向も参考にしたい(文中[ ]内は阪神芝3000m=
阪神大賞典の種牡馬成績)。
18年
フィエールマン、19年
ワールドプレミア、20年
コントレイル、
菊花賞3連覇中と勢いのある
ディープインパクト産駒は[1-2-2-5]。17年
阪神大賞典を制した
サトノダイヤモンドは16年
菊花賞の勝ち馬でもあり、同馬の好走例から
菊花賞と
阪神大賞典を関連付けることもできそうだ。同産駒には
レッドジェネシス、
ディープモンスター、
シュヴァリエローズ(回避予定)、
ノースザワールド(除外対象)の4頭が該当。
菊花賞では13頭が出走して11年2着
ウインバリアシオンが唯一の馬券圏内好走例となる
ハーツクライ産駒は[2-4-0-10]。
阪神大賞典では12年に
ギュスターヴクライが単勝1.1倍の
オルフェーヴルを2着に下す金星を挙げるほか、16年
シュヴァルグランが2着に2.1/2馬身差を付けて快勝している。そういった事情を鑑みると代替開催がプラスに作用する可能性は大いにありそうだ。同産駒からは
グラティアス、
ヴィクティファルスの2頭が出走を予定している。
父子制覇のかかる
エピファネイア産駒は[0-0-0-1]。産駒初出走となった昨年の
菊花賞では2着
アリストテレスが三冠馬
コントレイルとクビ差の接戦を演じてみせた。同馬は21年
阪神大賞典で1人気7着と人気を裏切る結果になっていたものの、同産駒の長距離適性には目を見張るものがあるだけに、一度の凡走だけではコース適性も見限れないだろう。同産駒には
オーソクレース、
ディヴァインラヴ、
ワールドリバイバルの3頭が該当。