「
菊花賞・G1」(24日、阪神)
最後はソフトに仕上げた。
神戸新聞杯2着の
レッドジェネシスは20日、栗東CWで単走。しまい重点に脚を伸ばし、6F86秒2-39秒8-12秒4をマークした。鞍上の手綱は持ったまま。馬体の張りツヤの良さも目を引いた。
動きを見守った友道師は「先週までにしっかりとやって、体はできている。けさは(6F)85〜86秒で行って、直線だけ仕掛ける感じで。伸び伸びと走って気持ち良さそうでした」とうなずく。1週前にはコンビ再結成となる川田を背に同コースで6F81秒8-38秒5-12秒1を計時。直前は息を整える程度で十分だった。
神戸新聞杯は不良馬場のタフな戦い。激走の疲れが心配されたが、指揮官は「大きなダメージはなかった。カイバ食いはいいし、体重も減っていなかった」と順調さを強調する。得意とは言えない道悪を克服した点も含めて「ひと夏を越して力をつけていると思いました」と確かな成長を感じている。
今年は仁川が舞台。それも追い風ととらえる。「よりスタミナと
パワーを要求される。この馬には合っていると思います」。陣営期待の良血馬が、いよいよ開花の時を迎えた。「春は結果を出せなかったけど、最後の1冠は一番得意とする舞台だと思う。なおかつ、すごく調子もいいので」。菊3連覇中の
ディープインパクト産駒が、虎視たんたんとVを狙っている。
提供:デイリースポーツ