「
菊花賞・G1」(24日、阪神)
今度こそ世代の頂点をつかみ取る。
ステラヴェローチェは20日、吉田隼を背に栗東坂路へ。追走する形から、最後まで僚馬に追いつけなかったが、須貝師は問題なしという
ジャッジを下した。
神戸新聞杯でダービー馬らを蹴散らして快勝し、主役として臨む大一番。クラシックホース不在のラスト1冠は誰にも渡さない。須貝師、吉田隼との一問一答は以下の通り。
◇ ◇
◆
須貝尚介調教師
-最終リハの指示は。
「あまり時計的なことは。“雰囲気だけ味わってくれ”と」
-1週前が素晴らしい動き。そこからの今週だったが、走りはどうか。
「そんなに今週は負荷をかけることなく、普通に。あんなものでいいかなというくらいの時計だったし、調整的にはこれでいいのかな」
-
神戸新聞杯Vを振り返って。
「雨で馬場も緩んでいたし、強い馬を前にして、それを見ながらの競馬。内容的に強かったという結果でした」
-前走は506キロでの出走。ひと夏越しての成長は。
「プラス18キロで、そんなに太くは見えなかった。背も高くなったし、馬自体の幅も広くなった。成長分としてみていました。今回もそれくらいか、もしくは少しマイナスになるのかなという感じですね」
-今回は阪神3000メートル。
「坂を2回走らないといけない。他馬も同じ条件ですが、スタミナが要求されると思う」
-意気込みを。
「ラストの1冠。前回の
神戸新聞杯はいい結果でしたが、やはり最後の1冠。ぜひとも頑張ってほしい」
◆
吉田隼人騎手 -今の心境は。
「ワクワクしています」
-3000メートルの距離については。
「未知の距離なので、前半から折り合いをつけるのが大事になると思います。前走は道悪で走ってくれたし、距離はこなしてくれると思っています」
-内回りで器用さも求められそうだが。
「ゲートが速くないので、できれば外回りの方がこの馬には合うと思うけど、展開も含めて競馬はやってみないと分からないですしね。ゲートもうまく出てくれるかもしれません。一発勝負で頑張りたいと思います」
-自身にとって
菊花賞は
フォゲッタブル(09年2着)、
ゴールドアクター(14年3着)とあと一歩。獲りたいタイトルだと思うが。
「何回かチャンスを頂いて悔しい思いもしました。いつか勝てたらいいなと思っていましたし、今回も十分チャンスのある馬。別路線からも強い馬がいっぱいいるので、気を引き締めて一生懸命頑張りたいです」
提供:デイリースポーツ