「みやこS・G3」(7日、阪神)
京都競馬場の改修工事により、21年も阪神で行われるG1前哨戦。3歳から8歳までバラエティーに富んだメンバーが集結した。
注目は芝でG2・2勝の実績を誇る
ダンビュライトの参戦だろう。父
ルーラーシップ×母
父サンデーサイレンスというアウトブリードだが、日本競馬に広く繁栄した名牝
キャサリーンパーの孫。“砂の怪物”と呼ばれたG1・4勝馬
クリソベリルとはいとこに当たり、叔父で06年のJCダートを制した
アロンダイトは同じ
キングマンボ系の
エルコンドルパサー産駒。潜在的なダート適性はかなりのモノを秘めている。
母の
タンザナイトは芝の中距離で3勝を挙げているが、デビュー3戦目にダート1800メートルを使っている点は見逃せない。逃げて5着に敗れたものの、初ダートながら主導権を奪えたあたりに、高い砂適性が垣間見える。
7歳馬のチャレンジに、担当の濱田助手は「血統的には問題ないし、ある程度の先行力もあるからね。芝でも渋った馬場を苦にしないように
パワーのある馬。新たな一面を見せてほしい」と期待の弁だ。多様性のある母系の血が騒げば、ダートでもうひと花咲かせる可能性は十分にある。
提供:デイリースポーツ