「京王杯2歳S・G2」(6日、東京)
これが真の実力だ。8番人気も何のその、G2の舞台で
キングエルメスが鮮やかに汚名返上を果たした。
1番人気に推された前走の
クローバー賞は痛恨の出遅れ。今回はハミをリングバミに替えて臨んだが、それも見事に功を奏したようだ。ガタ落ちした人気に反発するように好スタートを切ると、内から主張した
スズカコテキタイを行かせて2番手へ。直線に向くと早々にこれをパスして先頭に立ち、最後は
トウシンマカオの猛追を余裕で封じ込めた。
これで自身今年のJRA重賞3勝目となった坂井は「返し馬の段階で前走から良くなっていたのを感じていたし、自信を持って正攻法の競馬をしました。直線も手応え十分」と回顧。18キロの馬体増も「成長分ですね」と言い切り、「力を出せれば、これぐらい走れる馬ですからね」と胸を張った。
今後は未定ながら、「1F延びても対応できるようにしたい」と、参戦が予想される
朝日杯FS(12月19日・阪神)をきっちりとらえた格好。次のステージでも、アッと言わせる走りを見せてくれるに違いない。
提供:デイリースポーツ