11月28日(日)に東京競馬場、芝2400mで行われる
ジャパンカップ。ダービー馬が4世代揃うということで注目を集めそうな一戦でもあるが、最も若いダービー馬
シャフリヤール(栗東・
藤原英昭厩舎)がレースに向けた2週前追い切りを行っている。
朝一番のCW、
岩田望来騎手が跨り、
トーセンスカイを追走する形。向正面、6F標識では7馬身ほど追走する形だったが、行きたがる様子もなく、落ち着いた走りだが、仕掛ければ、いつでも動き出しそうな姿勢での走り。
3コーナーを過ぎたあたりで、前との差を詰めていくが、一気に加速するというよりも自然なスピード乗り。春に比べると、落ち着いたスピードといった感じで、このあたりが成長なのかなと感じる。
最後は内から楽に先着してのゴール。時計は6F80.7〜5F65.9〜4F51.2〜3F37.8〜1F12.1秒。無理をしていないのにこの時計が出ること自体、確実に前走よりも状態が上向いていることを示しているし、初めての古馬対戦でも臆するところはないだろう。
(取材・文:井内利彰)