前週の東京では
オークス馬
ヌーヴォレコルトの半妹
ソバナがデビュー勝ちを決めた。今週はGIを2勝した
メジャーエンブレムの2番仔や海外GI馬の仔がスタンバイ。それぞれの初陣に注目だ。
【11月20日(土) 東京芝1600m(牝馬)】
◆
ホーリーエンブレム(牝、父
ロードカナロア、
母メジャーエンブレム、美浦・
田村康仁厩舎)
ダイワメジャー産駒の母は阪神JF、
NHKマイルCの勝ち馬。初仔の半姉
プレミアエンブレム(現役)は2勝している。先週の追い切りはウッドチップコースで5F65.8-1F11.9。オープン馬の
キルロードと併せ、しっかりと動かした。「骨瘤が出て当初の予定が延びたけど、再入厩後は順調。お姉ちゃんに比べると気の強さがある。小柄な牝馬で前向きだし、距離的にはマイルぐらいが良さそう」と
田村康仁調教師。鞍上は
C.ルメール騎手を予定している。
◆
ハートディザイア(牝、
父キングカメハメハ、
母オメガハートランド、美浦・
斎藤誠厩舎)
アグネスタキオン産駒の母はフラワーCの勝ち馬。叔母に
フェアリーSの勝ち馬
オメガハートロックがいる。先週の追い切りはウッドチップコースで6F82.5-1F12.4。古馬を追走させ、しっかりと追われた。「小柄で線が細いけど、追い切りは順調にこなしています。軽い走りでマイルぐらいが良さそう」と
斎藤誠調教師。鞍上は
石川裕紀人騎手を予定している。
【11月21日(日) 東京芝2000m】
◆
ディープグラビティ(牡、
父ディープインパクト、
母スターシップトラッフルズ、美浦・
菊沢隆徳厩舎)
母はダート6Fの米G1馬(
プリンセスルーニーH)。先週の追い切りはウッドチップコースで6F84.1-1F12.0をマークした。僚馬の
パトリックハンサムを追走し、最後は併入している。「ひと夏を越し、心身ともに成長した。切れるというより、長く脚を使いそうなタイプ。東京のような広いコースが良さそう」と
菊沢隆徳調教師。鞍上は
大野拓弥騎手を予定している。
【11月21日(日) 東京芝1400m】
◆
ラジエル(牝、父
ミッキーアイル、
母ミスティックリップス、美浦・
宮田敬介厩舎)
母はドイツ
オークスの勝ち馬。半兄に現役のオープン馬
ハーメティキストがいる。先週の追い切りはウッドチップコースで5F70.7-1F11.6。しまいを重点に追われ、古馬と併入した。「まだ背腰に弱さがあるけど、しっかりと動けている。このひと追いで反応なども変わってくると思います」と
宮田敬介調教師。鞍上は
津村明秀騎手を予定している。
(取材・文:竹之内元)