マイルチャンピオンシップに管理馬を登録している16人の調教師のうち、2016年以降の阪神芝1600mにおける3着内数、複勝率、複勝回収率をもとに抽出(最少レース機会数15)。
マイルチャンピオンシップで、馬券的にも「見逃せない調教師」とは?
3位は
池添学調教師。集計期間内に阪神芝1600mで13勝を挙げ、複勝回収率109%とベタ買いでもプラスになっている。特に近年、成績が目に見えて向上しており、2019年以降に絞ると[10-6-4-27]。複勝率42.6%、複勝回収率138%と好走率、回収率とも申し分ない数字だ。16年朝日杯フューチュリティSの
ボンセルヴィーソ(12番人気3着)、19年朝日杯フューチュリティS
グランレイ(14番人気3着)とGIの舞台で波乱を演出しているのも魅力。
今年は
カテドラルが出走を予定している。今年に入って5戦1勝2着3回と本格化した印象。確実に追い込んでくる末脚が武器で、中山芝[1-1-0-1]、阪神芝[1-1-0-1]と急坂も苦にしない。
2位は
中内田充正調教師。集計期間内に阪神芝1600mで19勝、複勝率45.6%という素晴らしい実績を残している。先週行われた
デイリー杯2歳Sを
セリフォスで制したのは記憶に新しいところだろう。ただし、
デイリー杯2歳Sの際にも触れた通り、複勝回収率は74%止まりと馬券妙味は今ひとつ。1〜2番人気時に限定すると複勝率77.8%、複勝回収率99%まで跳ね上がるので、上位人気時に狙い撃ちたい。
今年は
グレナディアガーズが出走予定。阪神芝1600mで行われた朝日杯フューチュリティSでレコード勝ちを収めており、ここは願ってもない舞台だ。上位人気に支持されるようなら好勝負必至だろう。
第1位に輝いたのは
藤沢和雄調教師。美浦所属ながら集計期間内に阪神芝1600mで8勝し、複勝率は59.4%を記録。しかも過剰人気傾向の強いブランド厩舎でありながら、複勝回収率133%とベタ買いで大幅プラスとなっている。関西遠征ということで、多少なりとも過剰人気傾向が薄れているのかもしれない。
今年は連覇を目指す
グランアレグリアが出走予定。昨年の
マイルチャンピオンシップだけでなく
桜花賞も制しており、この馬も阪神芝1600mは得意。厩舎のコース実績からも大崩れは考えにくく、素直に軸として信頼したい。