21日に阪神競馬場で行われる
マイルチャンピオンシップ(3歳上・GI・芝1600m)について血統・種牡馬別に検証していく。なお、今年も開催日割の変更に伴い阪神芝1600mにて施行されるため、2020年以降の当該コース成績をデータの集計対象とした。
ディープインパクト産駒は[15-17-17-95]。代替開催された昨年は
グランアレグリアが1人気に応えて勝利していたが、古馬混合戦(牝馬限定除く)においては牡馬[2-4-3-26]複勝率25.7%、牝馬[4-0-5-13]複勝率40.9%と牝馬の活躍が目立つことも特徴のひとつ。今年は2連覇を目論む
グランアレグリアほか、
サウンドキアラが出走予定。
ロードカナロア産駒は[9-5-9-70]。勝利数では
ディープインパクトに次ぐ9勝を挙げており、同馬とは対照的に牡馬[8-5-7-32]複勝率38.5%、牝馬[1-0-2-36]複勝率7.7%と牡馬の活躍ぶりが目に留まる。なお、当該コースで代替開催された21年
マイラーズカップでは
ケイデンスコールと
カイザーミノルが1・3着で入線していた。同産駒からは
ケイデンスコール、
サウンドカナロアの2頭が出走を予定している。
キングカメハメハ産駒は[8-6-1-37]。勝率および連対率では
ディープインパクトを上回る数値を記録。とくに現3歳世代が[4-3-0-5]複勝率58.3%と気を吐いており、21年
アーリントンカップを勝った
ホウオウアマゾンほか、
アンドヴァラナウトや
サルファーコスモスも当該コースで未勝利を勝ち、リステッドや重賞勝ちを収める躍進を遂げている。同産駒からは
ホウオウアマゾンが出走予定。
Kingman産駒は[2-0-0-1]。出走例はいずれも
エリザベスタワーによるもので、新馬(2人気1着)、21年
チューリップ賞(3人気1着)、21年
桜花賞(6人気13着)という内訳になる。同産駒からは上位人気と目される
シュネルマイスターが出走を予定しているが、同馬の近親
サリオスは昨年の
マイルチャンピオンシップで5着となっていた。