大井競馬の年末3日連続重賞、第2弾は南関東所属牝馬による一戦「
東京シンデレラマイル」。女王
サルサディオーネの名前はないが、3歳から7歳の頼もしいレディーたちが集結した。過去10年、1番人気は【3・1・1・5】と五分五分の成績。2番人気は【2・4・1・3】と安定している。特筆すべきなのは、10番人気以下が3勝している点。2017年は11人気、5番人気、10番人気での決着で3連単は240万を超える大波乱となった。あっと驚く穴馬の激走も少なくないため一筋縄ではいかないレースだ。
また、3年連続で前走シンデレラマイル
トライアル出走馬が優勝していることから、
トライアル組は要チェックといえそうだ。
成長著しい3歳馬◎
ミラバーグマンに期待する。母は、重賞7勝をあげダート
グレードレースでも好走した名古屋の名牝
ピッチシフターという血統的にも応援したくなる馬だ。シンデレラマイル
トライアルは3番手からレースを進め直線は後続を4馬身突き放して快勝。勝ちタイム1分40秒7も優秀だった。今回は前走と同じ斤量52キロで走れるのもプラス。大井リーディングの
笹川翼騎手が重賞初制覇に導く。
古馬勢の筆頭は昨年の覇者○
ダノンレジーナ。今年は牡馬や中央勢相手にも奮闘し経験を積んできた。唯一57キロを背負うが、5月の
しらさぎ賞をこの斤量で制しているので心配はないだろう。このレースは過去10年、斤量57キロの馬が4勝と実績馬が結果を残している。3歳馬の勢いも怖いがまだまだ譲れない。
中央からの移籍初戦を迎える▲
メモリーコウ。牝馬ダート
グレードレースでは6戦して勝利こそないものの、2着2回、3着1回、全て掲示板と安定した成績。今年も
マーチステークス3着に好走するなど実績では断然だ。大井コースは2020年の
TCK女王盃3着と経験しており、状態しだいではあっさりも十分考えられる。
△
ケラススヴィアは、ダービー
グランプリ大敗のダメージが残っていたのか、前走の
ロジータ記念はまさかの10着。牝馬クラシック戦線では圧倒的な強さを見せてきただけに、自分の力さえ出せれば古馬相手にもヒケはとらないはず。
森泰斗騎手はこの馬の良さについて「とても脚が速い」と仰っていた。久々のマイル戦をきっかけにこの馬本来のスピードを見せてほしい。
実績馬△
ルイドフィーネ、
トライアル組の△
フクサンローズ、△
テーオーブルベリーも押さえる。
東京シンデレラマイルは12月30日の大井競馬10レース16:30発走予定だ。
(文・秋田奈津子)
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