「
ジャパンC・G1」(28日、東京)
断然の1番人気に推された
コントレイルが、力強く末脚を放ってG1・5勝目をマーク。ラストランを圧倒的な内容で締めくくり、有終の美を飾った。
3番人気に支持された
オーソリティは残り300メートル付近で先頭に立つも、同世代の
コントレイルに並ぶ間もなくかわされて2馬身差の2着。「完璧なレースはできた」と振り返ったルメールだが、「坂を登ってから疲れが出た。
コントレイルは本当に強かった」と脱帽するしかなかった。
好スタートを切ったものの、1角で外からラ
イバルが殺到。接触するシーンもあったが、5番手付近で何とか耐えた。木村師は「アク
シデントがあったけど、巻き込まれず我慢してくれた。スローペースの中でもしっかりコントロールできていました」。奮闘した姿をたたえつつも、2着という結果には「最後は前走の脚と違っていた。私の調教が失敗したのかという悔しさがある。完膚なきまでにやられて残念」と唇をかみしめた。
ホープフルS(5着)以来2度目の対決も完敗に終わったが、こちらは22年も現役を続ける。「勝たないと種牡馬にもなれないし、来年は無事に行ければいいローテーションを組めることができますから。来年こそはタイトルを」と指揮官は戴冠に向けて思いを強くしていた。
提供:デイリースポーツ