「チャンピオンズC・G1」(12月5日、中京)
札幌2歳Sで芝での重賞V、阪神JFでG1、
桜花賞でクラシック制覇。白毛馬初の偉業を成し遂げてきた
ソダシが、新たな歴史をつくる。
ターフで脚光を浴びてきた
アイドルホースだが、JRAのダートG1において、ダート初挑戦の馬が勝った例はない。それでも須貝師は「あくまで挑戦者として見守ってほしい。けど血統的にはここだよね。ダートに戻ってきたという感じ」と意欲を見せれば、主戦の吉田隼も「デビューしたころからダートで乗ってみたかったというのはある」と期待を込める。
父クロフネは01年にJCダートを圧勝。伯
母ユキチャンは08年
関東オークスなどダート交流重賞3勝を挙げ、19年
レパードSで白毛としてJRA重賞初制覇した
ハヤヤッコ、ダートで3連勝してオープン入りした
ダノンハーロックはいとこにあたる。血統的背景は砂適性の高さを示している。
前走の
秋華賞ではゲートに歯をぶつけて出血するなどして10着。中間はノーザン
ファームしがらき(滋賀県)で2週間ほど英気を養った。その後の調整は順調に進んでいる。「帰厩後は落ち着いてきていて、
リラックスしている。トモに張りが出たかな。馬が成長してきたんじゃないか」と今浪厩務員。砂の舞台でも輝きを放つ。
◇ ◇
1週前追い切りでは、吉田隼を背に栗東坂路で4F51秒1-11秒9(G一杯)。
サトノアイ(3歳3勝クラス)との併せ馬で1馬身先着。全身を大きく使って豪快に伸びた。フットワークも力強く、気配は絶好だ。
提供:デイリースポーツ